鉢植えの植物による指標
試験植物には、オキシダントに対しては、ホウレンソウ、亜硫酸ガスに対してはソバを選ぶのがもっともよいでしょう。
これらの植物は、汚染に敏感であるばかりでなく、それを使った研究や、実験結呆が多いので、観察結果を検討するときに助かります。
野生植物では、スズメノカタビラがよいでしょう。
これは、ほとんど1年中、芽生えがそこらの道ばたに見つかるはずですから、それを鉢植えにすればよいのです。
スズメノカタビラは、カリフォルニアで公的な指標植物に採用されているうえ、亜硫酸ガスに対しても敏感です。
この方法では、つぎの点に注意すればよいでしょう。
・同じ大きさの鉢に、同じ土を用いて栽培する。
・できれば、肥料も与えて、健全な、緑色の濃い葉を出させる。
汚染による煙ばんは、育ちの悪い植物に現われにくいからです。
・日当たり、風通しの程度が似かよった場所に鉢を置き、どの鉢にも均一になるようにかん水する。
鉢を地中に埋め込むと、かん水の手間がかなり省けるが、厳密な実験ではすすめられません。