"時間"の本質
商人にとって時間とは、神から離れた客観的時間でなければなりません。
それはまた不定時法システムの時間ではなく、定時法システムの時間でなければなりません。
・・・こうして定時法システムのもとで、時間は商人にとって貨幣になり、貨幣は資本に転化するのです。
「タイム・イズ・マネー」といったのは、ずっと後の、18世紀中ごろのフランクリンでしたが・・・
中世末の商人や銀行家はすでにそのことを理解していたのです。
時間の本質が貨幣であるならば、時間は貨幣と同じように正確に計測されねばなりません。
ヨーロッパ各都市に出現した公共用機械時計は、「教会の時間」に挑戦する「商人の時間」を象徴するものであり・・・
それは自由都市を牛耳る商人たちの経済的・社会的・政治的支配の道具となりました。
これはまだD&G 時計のような腕時計が一般に普及していない頃の話です。