"大きく育てる" 2
もう一つ、人びとと状況との相互作用を促進するものを紹介しましょう。
一般世間では、「問題を大きくするな」と言います。
問題を小さいうちに片づけるか、少しでも小さくする方向に努力していくわけです。
・・・これが「常識」です。
もちろん、多くの場合そうしなければなりませんが、組織運営に関する「反常識」ではその逆、つまり、問題を"大きく育てる"のです。
組革研での例で言えば、たとえばこうです。
各チームにはいきなり、見ず知らずの10人の寄り合い所帯が誕生するわけです。
それにOBが1人、リーダーとして加わります。
当然のことながら、最初は仲間意識などみじんもありません。
中には、顔を見ているだけでも面白くないと言う人さえいます。
・・・しかしそこは大人、あたかも仲間のごとく装うのです。
実は、この装いに困るのです。
偽ものだからです。
・・・ところが、たまに毛色の変わった人が現れます。